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壁につける棚で穴開けないタイプは!賃貸でも安心?

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「壁におしゃれなウォールシェルフを取り付けたいけど、賃貸だから穴を開けられない…」「お気に入りの雑貨を飾りたいけど、壁を傷つけるのは抵抗がある…」そんな悩みを抱えていませんか?

最近は、壁に大きな穴を開けずに設置できるウォールシェルフが驚くほど豊富になっています。

この記事では、壁を傷つけずにウォールシェルフを紹介します。

壁につける棚で穴開けないウォールシェルフの主要タイプ

壁に穴を開けずにウォールシェルフを設置する方法は、設置する壁の材質によって大きく分けられます。

リビングなどの一般的な壁(石膏ボード)に適した「ピン固定タイプ」と、お風呂場やキッチンパネルなどに最適な「マグネットタイプ」、そしてデッドスペースを活用する「つっぱりタイプ」があります。

【リビングや寝室に】跡が最小!ピンやホッチキスで固定するタイプ


多くの住宅の壁に使われている「石膏ボード」に取り付けるなら、このタイプが最適です。

厳密には穴は空きますが、非常に小さな穴のため、ビス止めに比べるとかなり壁への負担は少ないようです。

画鋲よりも細いピンや、家庭用のホッチキス(ステープラー)の針を使って金具を固定します。抜いた跡が非常に小さく、ほとんど目立たないため「賃貸の救世主」とも呼ばれる最も人気の方式です。

  • メリット:
    • 壁の傷跡が本当に小さく、修復が容易なため退去時も安心。
    • 他の簡易的な方法に比べ耐荷重が高い製品が多く、本や雑貨など、ある程度の重さの物も飾れる。
    • 木製やアイアン製など、インテリア性の高い製品が豊富。
  • デメリット:
    • ほとんどの製品が石膏ボード壁専用。コンクリートや硬い木壁には使用できない。
    • 水平に取り付けるには慣れが必要。不器用な人の場合、少し斜めになる可能性がある。

【お風呂場やキッチンに】強力マグネットで取り付けるタイプ


ユニットバスの壁(※)、磁石がつくキッチンパネル、冷蔵庫の側面など、スチール製の壁面に強力なマグネットで貼り付けるタイプです。

これらは厳密には「シェルフ」よりも「ラック」と呼ばれる製品が主流ですが、小物置きとして非常に便利です。工具不要で、好きな場所にピタッと貼り付けるだけで設置が完了します。
(※多くのユニットバスの壁は、見た目は樹脂でも内部に鋼板が使われているため磁石が付くと言われています)

  • メリット:
    • 水回りで使える製品が多く、取り付け・取り外し・場所の移動が非常に簡単。
    • 壁に穴や跡を一切残さない。
    • スパイスラックやソープディスペンサー置き場など、機能的な商品が豊富。
  • デメリット:
    • 磁石が付く壁でしか使用できない。
    • 一般的なビニールクロスの壁紙などには設置できない。
    • 製品によっては、重いものを載せるとずり落ちてしまう場合がある。

【トイレや洗濯機上に】つっぱり棒(テンション式)を利用するタイプ


壁と壁の間や、洗濯機の上、トイレのタンク上といった空間を有効活用できるのが、つっぱり棒や、つっぱり式の棚板ユニットです。

壁に直接何かを取り付けるわけではなく、圧力で固定するため、壁を傷つける心配がありません。

  • メリット:
    • 壁材を問わず、突っ張るスペースさえあれば設置できる。
    • 工具不要で取り付け・取り外しが簡単。
    • デッドスペースに手軽に収納を増やせる。
  • デメリット:
    • 設置には突っ張るための強度がある両側の壁が必要。
    • デザインによってはポールが目立ち、生活感が出やすいことがある。
    • 定期的に突っ張りの緩みがないか点検する必要がある。

壁につける棚 穴開けない ウォールシェルフ選びの注意点とおすすめ

どのタイプの棚にするか決まったら、次は具体的な商品選びです。

デザインだけで選んでしまうと「思ったより重いものが置けなかった」「うちの壁には取り付けられなかった」といった失敗につながることも。

ここでは、購入前に必ず確認すべき重要なポイントと、それを踏まえた人気のおすすめ商品をご紹介します。安全に、そして長く愛用できるウォールシェルフを見つけるための最終チェックをしていきましょう。

最重要!「耐荷重」と「設置したい壁の材質」の確認方法

商品選びで絶対に失敗しないために、この2点は必ず確認してください。

  • 耐荷重の確認: 飾りたい物の重さの合計が、耐荷重の範囲内に収まるか確認しましょう。安全のため、耐荷重ギリギリではなく、余裕を持たせるのがおすすめです。
  • 壁の材質の確認方法:
    • リビング等の壁: 目立たない壁の隅を画鋲で刺してみてください。スッと針が入り、抜いた針の先に白い粉が付けば「石膏ボード」です。ピン固定タイプのシェルフが設置できます。
    • キッチン・お風呂場等の壁: 自宅にある磁石を壁につけてみましょう。付けばマグネットタイプが使えます。

万が一の地震・揺れ対策で安全に

穴を開けない設置方法は、便利な反面、大きな揺れには注意が必要です。

  • 重いもの・壊れ物は避ける: 落下のリスクを考え、重いガラス製品や陶器などを置くのはなるべく避けましょう。
  • 滑り止めや固定グッズを活用: 小物の下に滑り止めシートを敷いたり、フィギュアなどの固定に使われる「ミュージアムジェル」を底に付けたりするだけで、落下のリスクを大幅に減らせます。
  • 定期的な点検: 特に、つっぱりタイプは振動などで少しずつ緩むことがあります。月に一度は緩みがないか確認し、締め直すと安心です。

タイプ別!おすすめの人気市販製品

ここでは、各タイプで人気と実績のある代表的な市販製品をご紹介します。

  • ピン/ステープルタイプのおすすめ(石膏ボード壁に)
    • 無印良品「壁に付けられる家具」シリーズ: シンプルでどんな部屋にも馴染むデザインが不動の人気。石膏ボードの壁に専用のピンで簡単に取り付けられます。オーク材やウォールナット材など、質感の高さも魅力です。
    • ラブリコ「簡単設置で跡が目立ちにくい壁付け棚」シリーズ: スクエア型のフレームと、木材の組み合わせが印象的な棚。
  • マグネットタイプのおすすめ
    • 山崎実業(Yamazaki) マグネットラック:スチール壁面に簡単取り付けることが可能な調味料ラック。
  • つっぱりタイプのおすすめ(スペース活用に)
    • 平安伸銅工業「つっぱり棚シリーズ」: 「つっぱり棒」のパイオニア的メーカー。サイズや耐荷重のバリエーションが非常に豊富で、用途に合わせて最適な一本が見つかります。特に強力タイプは安定感があります。

設置手順とキレイに取り付けるコツ

少しのコツで、ウォールシェルフはもっときれいに、そして安全に設置できます。

  1. 準備: 設置面のホコリや汚れ、水分をきれいに拭き取っておきましょう。特にマグネットタイプは、壁面が汚れていると本来の磁力が発揮できない場合があります。
  2. 位置決めとマーキング: 取り付けたい高さを決め、メジャーで測ります。マスキングテープを壁に貼り、その上に鉛筆で印をつけると、壁を汚さずに正確な位置決めができます。
  3. 水平の確認: スマホの「水平器アプリ」などを使い、棚が傾いていないか確認しながら取り付けましょう。見た目の美しさだけでなく、物の安定性にも関わります。
  4. 説明書を熟読する: 商品によって取り付けの作法は様々です。自己流で判断せず、必ず付属の取扱説明書をよく読んでから作業を始めてください。