「便利で安いから」という理由で何となく使っているカラーボックス。
実は、あなたの部屋が垢抜けない原因になっているかもしれません。
この記事では、カラーボックスの代わりになる、おしゃれで機能的な収納アイデアを紹介します。
「どんな代替品があるのか、まずはじっくり情報を集めたい」というあなたは、ぜひこのまま記事を読み進めてください.
カラーボックスの代わりになるもの【知らないと損する】おしゃれなアイデア
「カラーボックスは便利だけど、どうしても生活感が出てしまう…」
そう感じたことはありませんか?
安くて使い勝手がいい反面、デザインが画一的で、部屋をおしゃれに見せるには少し力不足なのがカラーボックスの悩みどころ。
しかし、諦める必要はありません。世の中には、カラーボックスの代わりになる、おしゃれで機能的な収納家具がたくさんあります。
この章では、「見せる収納」と「隠す収納」のタイプ別に、具体的な代替品のアイデアを12個ご紹介します。
オープンシェルフ・スチールラック
オープンシェルフやスチールラックは、カラーボックスと同じように棚がオープンになっているタイプの収納家具です。
最大の違いは、素材感とデザイン性の高さにあります。フレームだけのシンプルな構造なので圧迫感がなく、部屋を広く見せる効果も期待できます。
木製のオープンシェルフなら温かみのあるナチュラルな雰囲気に。
アイアンやスチール製なら無骨でインダストリアルな雰囲気を演出できます。
お気に入りの雑貨や本、観葉植物などをディスプレイするように置けば、それだけで立派なインテリアの一部になります。
ただし、ホコリが溜まりやすい点と、収納物が丸見えになるため整理整頓のセンスが問われる点には注意が必要です。耐荷重がしっかりしている製品を選べば、重い本や家電を置くのにも適しています。
無印良品スタッキングシェルフ
無印良品の「スタッキングシェルフ」も、非常に人気のある代替品です。
これらの魅力は、何と言ってもその拡張性の高さにあります。
基本ユニットを、連結していくことができます。
将来的に物が増えたら買い足す、といった使い方が可能です。
部屋の広さや置きたい物の量に合わせて、自分だけのオリジナルな収納を作れるのが最大のメリットです。
別売りの引き出しを組み合わせれば、「見せる収納」と「隠す収納」を両立させることもできます。
扉付きキャビネット・チェスト
「収納物はあまり人に見せたくない」「生活感を徹底的に排除したい」という方には、扉付きのキャビネットや引き出し式のチェストが最適です。ごちゃごちゃしがちな日用品や書類、衣類などをすべて扉の向こうに隠せるため、部屋全体が非常にすっきりとした印象になります。
天板の上にはフォトフレームやお気に入りのアート、照明などを飾るディスプレイスペースとして活用できるのも嬉しいポイント。デザインも、北欧風のシンプルなものから、重厚感のあるヴィンテージ風のものまで多岐にわたります。インテリアの主役にもなり得る存在感がありますが、オープンシェルフに比べて圧迫感が出やすいので、設置場所のサイズや色選びは慎重に行う必要があります。
ラタンバスケット・木箱
大きな家具を置くのではなく、もっと手軽に収納スペースを確保したい場合もあります。
その場合は、ラタン(籐)で編まれたバスケットや、アンティーク風の木箱を活用するのも素敵なアイデアです。
特に、ブランケットや雑誌、お子様のおもちゃなど、定位置が決まりにくいものをポイポイと投げ込むだけで、おしゃれに片付きます。
床に直接置くだけでなく、既存の棚やベンチの下などに配置するのも良いでしょう。
天然素材ならではの温かみがあり、部屋にナチュラルでリラックスした雰囲気をもたらしてくれます。
ウォールシェルフ(壁掛け棚)
床に家具を置くスペースがない、という場合でも諦める必要はありません。
壁面を有効活用できるウォールシェルフ(壁掛け棚)なら、デッドスペースだった場所を新たな収納に変えることができます。
部屋が狭くなる心配が少なく、掃除がしやすいというメリットもあります。
CDや文庫本、小さな観葉植物やアロマディフューザーといった、比較的軽いものを飾るのに適しています。
すのこやOSB合板で作るオリジナル収納
既製品では満足できない、自分だけのオリジナル収納が欲しいというDIY上級者の方には、すのこやOSB合板を使った自作収納がおすすめです。
ホームセンターで手軽に購入できる材料を組み合わせ、自分の好きなサイズ、好きなデザインの棚を作ることができます。
例えば、すのこを2枚立てて、間に板を渡すだけでも簡易的なシェルフが完成します。
OSB合板は、木材のチップを圧縮して作られた板材で、独特の模様がインダストリアルな雰囲気を醸し出します。
コストを抑えつつ、自分の部屋に完璧にフィットする収納を作れるのが最大の魅力ですが、もちろん工具の準備や作業の手間はかかります。
世界に一つだけの収納家具を作りたいという情熱がある方には、ぜひ挑戦していただきたい選択肢です。
カラーボックスの代わりを賢く選ぶ!失敗しないための3つのチェックポイント
さて、ここまで様々な代替品のアイデアを見てきましたが、いざ選ぶとなると「どれが自分の部屋に合うんだろう?」と迷ってしまいますよね。
デザインだけで飛びついてしまうと失敗に繋がることも。
そこでこの章では、カラーボックスの代わりを選ぶ際に絶対に外せない「3つのチェックポイント」を解説します。
チェックポイント①:何を入れる?「収納物」と「耐荷重」を確認する
まず最初に考えるべきは、何をどれくらい入れたいかです。
例えば、大量の書籍や雑誌、レコードなどを収納したいのであれば、棚板1枚あたりの「耐荷重」が非常に重要になります。
耐荷重が低い棚に重いものを載せ続けると、棚板がたわんだり、最悪の場合、壊れてしまったりする危険性があります。
反対に、タオルや衣類、小物といった軽いものが中心なのであれば、耐荷重はそれほど気にする必要はありません。
収納したいものが決まれば、必要な棚の数や奥行き、高さもおのずと見えてきます。
購入を検討している商品のスペックを必ず確認し、自分の収納したいものに見合っているかをチェックする習慣をつけましょう。
チェックポイント②:どこに置く?「設置場所のサイズ」を正確に測る
基本的なことですが、意外と見落としがちなのが設置場所の採寸です。
メジャーを使って、家具を置きたい場所の「幅」「奥行き」「高さ」を正確に測りましょう。
このとき、コンセントの位置や窓、ドアの開閉スペースなども考慮に入れることが大切です。
曖昧な感覚で選んでしまうと、いざ届いたときに「数センチ足りなくて入らない」「ドアが開かなくなった」といった悲劇が起こりかねません。
また、搬入経路、つまり玄関や廊下、階段の幅も確認しておくことを忘れないでください。
特に大きなキャビネットや組み立て済みの家具を購入する場合は、事前にシミュレーションしておくことが重要です。
チェックポイント③:どんな部屋にしたい?「インテリアテイスト」に合わせる
最後のポイントは、あなたの部屋全体のインテリアテイストとの調和です。
せっかくおしゃれな収納家具を選んでも、部屋の雰囲気とちぐはぐでは台無しになってしまいます。
例えば、ナチュラルな雰囲気の部屋なら、木製のシェルフやラタンバスケットがよく馴染みます。
コンクリート打ちっぱなしの壁や黒いアイアン家具で統一されたインダストリアルな部屋なら、スチールラックが無骨で格好良いアクセントになるでしょう。
自分の部屋がどんなテイストなのかを客観的に分析し、色や素材感を合わせることで、より洗練された空間を作り出すことができます。
あなたにぴったりの代替品で理想の部屋づくりを
今回は、カラーボックスの代わりになるおしゃれで機能的な収納アイデアと、失敗しないための選び方について詳しく解説しました。
- オープンシェルフやスチールラックで見せる収納
- 無印のスタッキングシェルフで自由な組み合わせ
- キャビネットやチェストで生活感を隠す
- バスケットや木箱で手軽におしゃれ度アップ
- ウォールシェルフで省スペースを実現
- DIYで世界に一つのオリジナル収納
- 収納物と耐荷重を確認する
- 設置場所のサイズを正確に測る
- インテリアテイストに合わせる
カラーボックスは確かに便利ですが、それは数ある収納の選択肢の一つに過ぎません。
あなたの部屋の雰囲気やライフスタイルに目を向ければ、もっと最適な収納家具が必ず見つかります。
この記事を参考に、ぜひあなただけの理想の収納を探してみてください。